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紙漉き教室開催

職人仕事は出職と居職に分かれます。建築現場など現場合わせが必要な職人仕事は出職です。和紙作りはどこにも移動できない正に居職の典型です。それを敢えて出職の仕事にしました、どこにでも伺い和紙・紙漉き教室開催致します。

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30メートル×10メートルの1枚紙????

毎日新聞コラムから  

2011年5月30日夕刊


アメリカンぼちぼちライフ:日本が知らない…=山科武司


 ニューヨークの地下鉄で、キンドルやアイパッドといった
電子端末で書籍を読む人が目立つ。今年3月の電子書籍の売
上高は6900万ドル(約55億円)で、前年同月比145・
7%の増加だ。2月は前年同月比で202・3%増だった。
3月の伸びが鈍ったのは「クリスマス商戦が一段落した」
(全米出版社協会)ためという。「落ち着いた」3月でも前
年の倍以上とは。

 紙は役目を終えつつあるのかと思い始めたころ、和紙の誕
生と再生を描いた舞台「リサイクリング‥和紙物語」を見た。



和紙造形作家の伊部京子さんが原案を、米国人の脚本家がシ
ナリオと演出を手がけた。米人俳優が案内役となって越前の
紙すき職人、ほご紙で茶室を作った千利休ら、和紙にかかわ
る人々をめぐる物語が、伊部さんが制作した和紙の舞台装置
で展開する。
 「紙で伝わってきた情報が、紙以外の媒体で伝わるのが現
代。でも和紙は障子や傘にもなった日本の文化だ。我々の精
神のよりどころとして、和紙はあり続ける」と伊部さんは言
う。
 「日本以上に伝統的な方法で和紙を作る」(伊部さん)の
が、アイオワ大学書籍センターのティモシー・バレットさん
だ。70年代に紙すきの技術を学び、今も学生と厳冬期に
500~1000枚の和紙を作る。「日本の職人なら2、3
日分だけれどね」。原料の楮(こうぞ)もアイオワ産だ。
「電子媒体は電気がなければ役に立たない。手すき紙はまだ
まだ存続する」と断じるバレットさん。「人類の文化は紙で
伝承されてきた。電子媒体の登場で人々は逆に、和紙と墨の
文字が持つ力の重要性に気づくようになるよ」
 小平(おだいら)伸浩さんはニューヨークで和紙をインテ
リアとして販売し、製造にも挑戦する。渡米10年の01年
に同時多発テロ事件に遭遇して「都会のもろさに気づき、米
国で日本ならではの長くできる貢献を」と考えた。たどり着
いたのが自然に優しい和紙。
 日本の紙すき職人と信頼関係を築き、特注和紙の製造にこ
ぎつけた。最大で縦30メートル、横10メートルの大きさ
で、大勢の職人が呼吸を合わせて手ですく、「日本でしか作
れない」製品だ。一方で「クモの巣」「渦巻き」など、模様
は日本の常識からかけ離れる。そうした和紙が5番街の一流
店を飾っている。「すしのカリフォルニアロールのように、
和紙を米国人の好みに合わせるのです」
 電子化が進む米国で、日本人の知らない和紙の世界がひそ
やかに広がる。(ニューヨーク支局)



毎日新聞 2011年5月30日 東京夕刊










        





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テーマ:思うこと - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2011/06/23(木) 20:30:22|
  2. 想い
  3. | コメント:0
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